重なった薄紙のような花びらが特徴!
北半球に400種類あると言われているのがラナンキュラスです。
薄い紙を何枚も重ねたような花びらが得著です。
日本には明治時代にやってきました。
以前は小さな花びらが特徴でしたが、最近ではかなり大きなものも増えてきました。
本記事では、ラナンキュラスの育て方について順番に説明します。
ラナンキュラスは、球根タイプの花です。
球根タイプは、根が塊のようになっています。
そのまま次の花の栽培に使用できるものもあれば、分裂して新しい球根ができるものもあります。
ただし、根腐れをしやすいですので、栽培の際には土の中での間隔を広く取る必要があります。
鉢植えの場合は、大きさにもよりますが、1つの鉢に1つの球根を植えるようにしましょう。
ラナンキュラスの球根は、少し湿らせた土に植え付けます。
表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えるようにします。
葉が枯れてきたら、乾かし気味になるようにします。
すべての葉っぱが変色したら、水をあげなくても大丈夫です。
球根を保存する方に変えていきます。
肥料も花が咲くまでは与えても良いですが、葉が枯れきる前に止めるようにしましょう。
多く与えすぎると、球根が腐る原因になります。
ラナンキュラスぼ開花時期に、灰色かび病にかかる場合があります。
これはラナンキュラスの花がらが原因であるとされています。
花がらがある場合には、すぐに取り除くようにしましょう。
害虫としては、アブラムシやハモグリバエがいます。
アブラムシは10月から5月にかけての害虫で、ハモグリバエは3月から5月です。
ラナンキュラスの開花時期は3月から5月なので、両方の害虫に注意が必要です。
アブラムシは小さな害虫で、テントウムシの餌としても知られています。
市販のアブラムシ対策の薬や、テントウムシを捕まえて害虫駆除を行いましょう。
ハモグリバエは、葉っぱに白い筋がつくのが特徴です。
葉っぱごと処理をしましょう。
市販の球根を植える場合、乾いていますので、水分を吸収しすぎることがあります。
軽く湿らせたキッチンペーパーなど、水分が含めるものにくるみ、1週間ほど冷蔵庫で冷やします。
球根を植える時期は、1月~4月がおすすめです。
5月から6月が分球の時期です。
球根を洗浄し陰干しにします。
もし葉っぱにモザイク状の濃淡が出ていたら、その株は病気になっていますので、廃棄処理をします。
伝染病なので、他の株を守るための処理です。
いかがでしたか。
ラナンキュラスの育て方について説明をさせていただきました。
ふんわりとした雰囲気のあるラナンキュラスは、花束の中の1つとしても喜ばれます。
また、球根タイプですので、地面を掘る手間があるものの分球すれば好きな場所で育てることが可能です。
害虫や病気対策は大変ですが、きれいな花が咲いた時の喜びはひとしおです。
しっかりと手をかけて育ててみませんか。